ニュージーランドの幼児教育とは?

ニュージーランドの幼児教育に興味を持つ親御さんへ

こんにちは!ニュージーランドで幼児教育の専門家として働いている僕から、ニュージーランドの素晴らしい幼児教育についてご紹介します。子どもたちの自然な好奇心を尊重し、彼らが自由に学べる環境を提供するこの国のアプローチは、本当に特別です。

1.自主性を育む「ティ・ファリキ」カリキュラム

ニュージーランドでは、幼児教育に「ティ・ファリキ(Te Whāriki)」という独自のカリキュラムが導入されています。このカリキュラムは、子どもたちが自分で学びたいことを選べるようサポートし、個々のペースや興味に合わせた学びを重視しています。僕が保育士として現場で感じるのは、子どもたちが自分のやりたいことに挑戦する姿が本当に生き生きとしていることです。例えば、絵を描くのが大好きな子どもには、さまざまな描画ツールや技法を提供し、より創造力を伸ばせるようにしています。

2. 多文化共生の価値を学ぶ機会

ニュージーランドは多文化社会で、異なる背景を持つ子どもたちが集まる場所でもあります。僕の保育園では、日々さまざまな国の子どもたちが一緒に遊び、学んでいます。異文化を尊重しながら共に過ごすことで、自然と多様性に対する理解が深まります。マオリ文化や他の文化的な要素を取り入れた活動を通して、子どもたちは互いの違いを学び、それが将来の成長に繋がっていくのです。

3. 自然との触れ合いで感覚を育む

ニュージーランドの保育では、自然との触れ合いが大切にされています。広い空、豊かな自然の中で子どもたちは五感を使って学びます。僕たちの保育園には森やビーチが近くにあり、子どもたちは毎日のように外で遊び、自然の中でたくさんの発見をしています。こうした体験は、感覚の発達だけでなく、心の成長にも大きな影響を与えます。

4. 親と保育士のパートナーシップ

ニュージーランドでは、親と保育士がパートナーとなって子どもの成長を支えることが非常に重視されています。僕は、日々保護者の方々と子どもの興味や学びについて話し合い、家庭でも学びを広げられるようなアドバイスをしています。家と保育園が一体となって子どもを支えることで、より豊かな成長が実現されます。

ニュージーランドの幼児教育は、子どもたちが自ら学び、成長できる環境が整っています。海外での教育に興味がある方は、ぜひこの国のアプローチを参考にしてみてください

感情表現力の向上:ニュージーランドの幼児教育における音楽の役割

こんにちは、ニュージーランド在住の保育士で3歳の娘を持つ父親でもある僕が、日々の保育と子育ての経験を通して感じたことをお伝えしていきます。

今日は、ニュージーランドの幼児教育で重視されている「感情表現力の向上」について、特に音楽教育の観点からお話しします。

ニュージーランドの幼児教育の特徴

ニュージーランドの幼児教育は、「テ・ファリキ(Te Whāriki)」と呼ばれる独自のカリキュラムに基づいています。このカリキュラムでは、子どもたちの全人的な発達を重視し、特に感情的・社会的スキルの発達に力を入れています。

音楽教育は、このカリキュラムの中で重要な位置にあると僕は考えています。音楽は子どもたちの感情表現力を育む上で大きな役割を果たしています。

音楽を通じた感情表現力の向上

1. 歌を通じた感情の理解

僕たちの保育園では、音楽の時間に様々な感情を表現する歌を取り入れています。特に人気なのが、マオリの伝統的な歌「Te Aroha」です。この歌は「愛」「平和」「信頼」という3つの大切な概念について歌っており、それぞれに簡単な手振りが付いています。子どもたちは歌いながら、「愛」では手を胸に当て、「平和」では手を広げ、「信頼」では隣の友達に手を差し伸べます。

我が家の娘も、この歌が大好きで、家でもよく歌っています。歌とダンスが大好きな娘は、「Te Aroha」を歌うときはいつも生き生きとしています。

他にも、音楽をかけたりギターを弾いたりしながら、一緒に歌って踊って遊ぶのが日課になっています。こういった日々の音楽活動を通じて、娘の感情表現力が豊かになっていくのを感じます。

先日、印象的な出来事がありました。僕の妻が何気なく「ハナミズキ」という日本の歌を流していたとき、娘が突然「これ、優しい歌だね」と言ったのです。音楽を通じて感情を認識し、言葉で表現する力が育っているのを実感しました。

このように、歌を通じて感情や抽象的な概念について考え、表現する力が育っていくのは、音楽教育の大きな利点だと感じています。ニュージーランドの幼児教育では、こういった活動を通じて、子どもたちの感情表現力を豊かにしていくことを大切にしています。

2. リズム遊びと感情の表現

ニュージーランドの保育園では、マオリの伝統楽器を使ったリズム遊びも人気です。子どもたちは、自分の気分に合わせて速いリズムや遅いリズムを選び、音を通して感情を表現します。

最近、面白い経験がありました。娘が園で歌った「Twinkle, Twinkle, Little Star」(きらきら星)を家で一緒に歌っていたとき、私がギターで伴奏を始めました。すると娘が「もっと早く!」と言い出し、テンポを上げてみると、大喜びで踊り出したんです。次は「ゆっくり」とリクエストがあり、ゆったりとしたテンポで弾くと、今度は眠そうな振りをして笑っていました。音楽のテンポを変えることで、異なる感情や状態を表現できることを、遊びを通して学んでいるようで、とても興味深く感じました。

3. 音楽を通じた共感力の育成

グループでの音楽活動は、他者の感情を理解し、共感する力を育てるのに役立ちます。3歳児クラスでは、「みんなで手をつなごう」という簡単な歌と動きを組み合わせた活動を行っています。歌いながら輪になって手をつなぎ、友達と一緒に揺れたり跳ねたりします。

この活動を通じて、子どもたちは友達の存在を意識し、同じ動きをすることで一体感を味わいます。娘は家でもこの歌を歌いながら、人形と手をつなぐ真似をしています。音楽を通じて、他者との繋がりを感じる力が育っているのを実感しています。

音楽教育の効果

音楽を通じた感情表現力の向上は、子どもたちの社会性の発達にも大きく貢献しています。自分の感情を適切に表現し、他者の感情を理解する能力は、健全な人間関係を築く上で欠かせないものです。

ニュージーランドの幼児教育では、この点を重視し、音楽を通じて子どもたちの感情知性を育んでいます。

おわりに

音楽は、言葉ではうまく表現できない感情を伝える素晴らしい手段です。ニュージーランドの幼児教育における音楽の活用は、子どもたちの感情表現力を豊かにし、より良いコミュニケーション能力の基礎を築いていると実感しています。

皆さんも、お子さんと一緒に歌を歌ったり、音楽に合わせて踊ったりしてみてはいかがでしょうか?きっと、新しい形の対話が生まれるはずです。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

子供の学力アップにも効果あり?音楽教育の意外な利点

親になって前以上に、子供の成長と学力向上は気になり始めました。保育士になりたての頃、音楽教育が子供の学力アップに効果があるという研究結果を目にして、驚きと同時に大きな興味を持ちました。

僕が音楽教育に興味を持ったきっかけは、自分がギターを弾くことがきっかけでした

日本の場合、保育士は音楽の時間にピアノを弾きながら子供達と歌いますよね。ニュージーランドの場合、ピアノの代わりにギターを弾いて子供達と歌を歌うのが一般的です。しかも、日本の保育士はピアノをある程度弾けないといけないのに対して、ニュージーランドの保育士はギターが弾けなくても資格取得に問題はないんです。

最初は需要性が分からず、ただ弾くことで他の先生や園の子供達の反応が物凄く良かったんです。それから音楽教育が子供の学力アップに効果があるという研究結果を目にして、驚きと同時に大きな興味を持ちました

僕も実際に縁の子供に実践してみた所、子供の色々な分野に影響をもたらすことがわかりました

音楽と脳の発達

音楽を学ぶことで、子供の脳がどのように刺激されるのか調べたところ、次のような事が分かりました

  1. 記憶力の向上:楽譜を読み、演奏することで、短期・長期記憶の両方が鍛えられるそうです。
  2. 集中力の強化:楽器の練習は、長時間の集中力を必要とします。この能力は他の学習にも活かされます。
  3. 数学的思考の発達:音楽の拍子やリズムは、数学的な概念と密接に関連しています。

実際の学力向上への効果

  • 読解力の向上:音楽を学ぶ子供は、文章の理解力が高い傾向にあります。
  • 数学の成績アップ:特に、ピアノやバイオリンなどの楽器を習っている子供は、数学の成績が良い傾向があります。

音楽教育を始めるタイミング

専門家によると、音楽教育は早ければ早いほど効果が高いそうです。しかし、無理に押し付けるのではなく、子供の興味に合わせて始めることが大切だと言われています。

私たち親としては、子供の可能性を広げるツールとして、音楽教育を前向きに検討してみる価値がありそうですね。ただし、学力向上だけでなく、音楽を楽しむ心を育てることも忘れずに、バランスの取れたアプローチが大切だと感じました。

Music is the foundation of children’s learning

はじめまして。僕はニュージーランドで20年以上保育士をしてきました。その中で、特に音楽が子どもの成長にどれほど大きな影響を与えるかを日々実感しています。音楽を通じて、子どもたちがどのように学び、成長するかを学びながら、様々なアイデアを実践してきました。

このブログでは、私の経験や知識を通じて、音楽が子どもの発達にどのように役立つかを親御さんや保育士の皆さんにお伝えしていきます。子どもたちが楽しみながら成長できる環境づくりを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

I have worked at childcare centres and kindergartens for nearly 20 years. During this time, I have developed and taught music activities to a large range of children.

This has led to my development of a special programme of music experiences that help to develop each child’s musical potential. At the same time, these activities help to increase their social and emotional competence.

In this proposal, I would like to outline my ideas for introducing this programme to your centre.

Apart from the benefits mentioned above, the Ministry of Education also states:

‘From their very early years, children’s involvement with music facilitates their intellectual, imaginative, and emotional growth, helps them to gain a positive self-image, and extends their awareness of cultural values’ (Ministry of Education, 1993).

In addition, according to Te Whāriki:

‘Music supports learning across all strands of Te Whāriki. In particular, children’s developing musicality is supported in the Communication strand, where they discover and develop different ways to be creative and expressive. They make music, sing songs − including songs of their own − and can keep a steady beat through speech, chants, dances and movement to rhythm. They discover that music, dance and drama can amuse, delight, comfort, illuminate, inform and excite’ (Ministry of Education, 2015).